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保健省は31日、中国シノファーム(Sinopharm=中国医薬集団)が製造する新型コロナウイルスワクチン「ベロセル(Vero Cell)」100万回分がホーチミン市に到着したと明らかにした。
これは、ホーチミン市人民委員会傘下のサイゴン医薬品(Sapharco)が輸入したシノファーム製ワクチン500万回分のうちの第1弾。同社はワクチン輸入において製造元と品質について責任を負い、輸入後は基準を満たした施設で保管し、市人民委の指示に従いワクチンを供給しなければならない。
7月31日時点でホーチミン市には約300万回分のワクチンが配分されており、これは同市における18歳以上のワクチン需要のうち約22.3%に対応可能な量。同市は新型コロナ第4波における国内最大の震源地となっており、保健省によると、ワクチン配分量は全国最多となっている。
計画ではホーチミン市は年内に約1380万回分のワクチンを調達する。これにより、18歳以上の市内人口のうち約99%がワクチンを接種出来ることになる。市では8月中に500万回分を調達する予定。
なお、ホーチミン市では現時点で約150万回分のワクチンを投与。このうち130万人が1回目のワクチン接種を完了、2回目まで接種を終えているのは約7万5000人となっている。