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保健省は14日、米モデルナ(Moderna)製の新型コロナウイルスワクチン「Spikevax」200万回分の配分を決定した。モデルナ製ワクチンは異なるメーカーのワクチンとの組み合わせ接種が不可となり、2回ともモデルナ製を接種しなければならない。
モデルナ製ワクチン200万回分は、米国が新型コロナウイルスワクチンの共同調達に関する国際的な枠組み「コバックス・ファシリティ(COVAX Facility)」を介してベトナムに供給したもので、ジョー・バイデン大統領が世界各国への供与を約束したワクチン8000万回分の一部となる。
モデルナ製ワクチンの配分では、50万5680回分を南部に配分する。このうち、ホーチミン市に23万5200回分、東南部地方ビンズオン省と同ドンナイ省にそれぞれ6万5520回分ずつ、南部メコンデルタ地方ロンアン省に3万1920回分を配分する。また、北部ではハノイ市に12万0960回分、北部紅河デルタ地方ハイフォン市に4万3680回分を配分する。
これに先立つ13日、保健省は米ファイザー(Pfizer)製ワクチン74万5000回分の配分を決定すると同時に、ワクチンの供給が限られている状況下での対応として、1回目に英アストラゼネカ(AstraZeneca)製、8~12週間後の2回目にファイザー製のワクチンを接種する組み合わせ接種を許可した。
ベトナム国内の新型コロナウイルスワクチンの接種状況について、3月8日から7月13日までに407万9066回分の接種を完了した。このうち28万3884人については2回目の接種も完了している。