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ホーチミン市では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として9日午前0時より市内全域に最も規制が厳しい首相指示第16号/CT-TTgに沿った社会的隔離措置が15日間にわたり適用される。これに伴い、当局は9日から市民の不要不急の外出に対し、最大300万VND(約1万4500円)の罰金を科す。
市民は、◇食料品などの生活必需品・医薬品の購入、◇救急・診療、◇自然災害・火災などの緊急事態、◇葬儀、◇公的機関・公的組織、軍、外交機関での勤務などの目的で外出することが可能だが、それ以外の不要不急の外出は禁止される。外出時は「5K」(◇マスク、◇消毒、◇間隔、◇大勢で集まらない、◇健康申告)の順守が求められる。
街区・村・町レベルの人民委員会はパトロール隊を発足し、24時間体制で管轄エリアを監視し、違反を厳格に処分する。
同市では5月31日から社会的隔離措置が適用されていたが、市中感染者数は増加する一方だった。
4月末から広がった第4波の市中感染者数は9日正午までに2万1944人に増加。特にホーチミン市は9895人に達し、省・市別で最多となっている。
なお、医療分野における行政違反に対する処分を規定する政令第117号/2020/ND-CPでは、公共の場でのマスク着用やソーシャルディスタンスなど個人に求められる対策の違反、不要不急の外出に対し100万~300万VND(約4830~1万4500円)の罰金を科すと規定されている。