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外務省のレ・ティ・トゥー・ハン報道官は13日にオンラインで開かれた同省の定例記者会見で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策を徹底するため、外国人と在外ベトナム人のベトナム入国は原則停止していると改めて強調した。
ただし、外国人の投資家、技術専門家、高技能労働者、企業経営者については、受け入れ先の隔離能力や医療上の条件を確保した上で入国許可を慎重に検討している。
外務省は、世界各国の流行状況を踏まえて入国者に対する措置の引き締めや緩和などを柔軟かつ効率的に適宜調整すべく、関連機関に世界各国の流行状況を随時報告している。
これに関連し、新型コロナウイルス感染症の国内第4波の発生を受け、ファム・ミン・チン首相の指示のもと、◇保健省、◇外務省、◇国防省、◇公安省、◇交通運輸省の代表者から成る組織横断の作業部会が再結成された。作業部会は外国人専門家らの招へいをケースバイケースで検討していくとしている。
なお、インドに滞在しているベトナム人の状況について、8人が新型コロナウイルスに感染し、うち1人が重症だが、容態は回復しているという。在インド・ベトナム大使館はベトナムの関連機関や医師などと協力してベトナム人らと連絡を取っており、必要に応じて保護措置を行う方針だ。
最終更新:2021年5月14日 21:52 JST