(C) tuoitre 写真の拡大. |
保健省の21日午後から27日午後までの発表によると、外国人3人を含むベトナムへの入国者28人が新たに新型コロナウイルス陽性と判明した。
27日午後6時の時点でベトナム国内の新型コロナウイルス感染者数は1441人、死者数は35人。感染者の90.4%にあたる1303人が回復済み。
海外から入国した外国人の新規感染者は、◇日本人(男性・50歳)、◇南アフリカ人(女性・25歳)、◇ブラジル人(男性・44歳)の3人となっている。
新規感染者のうち、ミャンマーから不法入国したベトナム国籍の男性(32歳)が1440人目の感染者となった。この男性は南部メコンデルタ地方ビンロン省マンティット郡ニョンフー村在住。ミャンマーから不法入国し、24日に自宅に戻ったところ、家族が警察に通報し、隔離と新型コロナウイルス検査が行われた。検査の結果、陽性と判明し、現在はビンロン省の病院で隔離されている。当局は接触者(F1)とF1の接触者(F2)のリストを作成し、規定に従い該当者に隔離措置を講じている。
なお、男性は15日に自動車でミャンマーからタイに移動し、23日に別の6人とともにトラックでカンボジアに入国。その後、24日午前に男性と別の2人の3人で東南部地方タイニン省からベトナムに不法入国したという。不法入国した地点は明らかになっていない。ベトナムに入国した後は、トラックでホーチミン市へ移動し、長距離バスに乗り換えてビンロン省ビンロン市へ向かい、バイクタクシーで自宅へ戻ったとみられる。
ただし、男性は「アンザン省(南部メコンデルタ地方)アンフー郡から不法入国し、ロンアン省(同)タンアン市へ向かい、ビンロン省に戻った」とも話しており、当局は慎重に調べを進めている。