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保健省とベトナム人民軍の軍医学院は2日、国産の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンを使ったヒトに対する臨床試験を今月から開始する予定で合意した。ベトナムの4つの組織が個別に開発中の4種類のワクチンのうち、まずナノゲン社(Nanogen)のワクチンで第1相臨床試験を実施する。
計画によると、第1相臨床試験では60人のボランティアにワクチンを投与する。このワクチンは実験室規模で生産され、これまでに動物実験で安全性と免疫力が確認されているという。
4つの組織が開発中のワクチンのうち、ナノゲンを含む2つの組織のワクチンが年末から来年初めにかけて臨床試験が実施される見込みだ。
保健省によると、現在世界では187の組織が新型コロナワクチンを開発中で、38種類が臨床試験の段階にある(うち9種類は第3相臨床試験)。ベトナムで臨床試験が始まれば世界で39番目のワクチンとなる。