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保健省の31日午前の発表によると、国内で新たに4人の新型コロナウイルス感染者が確認された。これにより、国内の感染者は延べ1044人となった。なお、9月1日午前の発表では新規感染者が報告されなかった。
新規感染者はいずれも海外からの入国者で、入国直後から隔離措置を受けている。国内1041人目と1042人目の感染者は、インド国籍の石油専門家(男性、32歳と33歳)。UAE・ドバイから29日にホーチミン市タンソンニャット国際空港に到着し、現在は東南部地方バリア・ブンタウ省で隔離されている。
1043人目の感染者はインドから帰国した北部紅河デルタ地方ビンフック省在住の女性(29歳)。28日にハノイ市ノイバイ国際空港に到着後、検査結果で陽性となり、現在もハノイ市内の病院で治療中。
残る1044人目の感染者もインドからの入国者で、インド国籍の男性(62歳)。1043人目の感染者と同じ便でハノイ市ノイバイ国際空港に到着。東北部地方フート省で隔離中に感染が疑われ、その後に陽性が確認された。現在はハノイ市内の病院で治療を受けている。
また、31日には南中部沿岸地方ダナン市の病院に入院していた新型コロナ感染者の男性2人(69歳と55歳)が死亡した。死亡したのは国内742人目と1040人目の感染者で、いずれも重度の基礎疾患があった。
このうち1040人目の感染者は、8月に入って3度の検査(8月1日、9日、14日)で陰性となっていたが、27日夜に容体が急変。家族の希望もあって自宅に連れて帰ることになり、そのまま息を引き取った。なお、死亡する前の27日午後に行った4度目の検査では再び陽性判定となっていた。これで、新型コロナによる国内の死者は延べ34人となった。