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南中部沿岸地方ダナン市に住む外国人英語教師の有志グループ6人が、自分たちの貯金のほかカンパを募って得た資金500万VND(約2万3000円)で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受けている市内の貧困層向けに食糧や必需品を寄付した。
発起人で英国人のミカエル・ハリスさんは外国人の友人らに声を掛けたところ、外国人や地元民など多くの人がグループの活動に関心を示したという。グループはこれまでにも複数回にわたり必需品の寄付を行っており、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を通じて活動に参加を申し出る人も多い。
「ベトナム、そしてダナン市に新型コロナウイルスに打ち勝ってほしいとみんなが願っています」とミカエルさん。他のメンバーも自分たちが暮らす国や都市の役に立ちたいという想いは同じだ。
メンバーの1人で同じく英国人のフィリップ・ホルトさんは、市内の病院で隔離されている人々のサポートをする医療従事者を目の当たりにして、困難な時こそ思い遣りが大切だと改めて感じたと語る。
有志グループは市内で車をレンタルし、大型スーパーでコメ、即席めん、調味料など仕入れて、5kmほど離れた引き渡し地点であるハイチャウ区レズアン通りまで寄付品を輸送した。寄付品は一部の住民に手渡ししたほか、タックタン街区ホーチミン中学校に属するタックタン青年クラブのメンバーに引き渡された。