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2019年の韓国における純流入数(外国人の入国者数から出国者数を差し引いた人数)で、ベトナムが最多となったことが明らかになった。
韓国統計庁はこのほど、国際人口移動統計を発表した。これによると、90日以上滞在する外国人の入国者数は43万8000人で前年比▲11.5%減少した一方、出国者数は42万6000人で+16.6%増加した。
外国人の国別純流入数は2万6264人のベトナムがもっとも多く、これにタイ(9543人)、米国(5879人)が続いた。ベトナムがトップになったのは、1万0106人を記録した2005年以来となる。
国別入国者数は13万8653人の中国がもっとも多く、これにベトナム(6万1344人)、タイ(5万3290人)が続き、この3か国で全体の57.8%を占めた。一方、出国者数は中国(18万1232人)、タイ(4万3747人)、ベトナム(3万5080人)で、全体の61.1%に達した。
ベトナム人の在留資格別入国者の割合をみると、「短期」に分類されるものが35.9%(2万2100人)、「留学・一般研修」が26.9%(1万6500人)、「永住・結婚移民など」が23.4%(1万4300人)、「就業」が13.4%(8200人)となっている。
ベトナム人の純流入数が増えている理由について統計庁は「韓流人気の影響もみられる」と述べている。