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ホーチミン市人民裁判所は19日、麻薬密輸の罪に問われていたマレーシア国籍のシャリーナ・ビンティ・モハマド・ザイニ被告(女・30歳)に死刑判決を下した。
同被告は2018年11月26日に、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイから旅客機でホーチミン市タンソンニャット国際空港に到着したところで、違法薬物を所持していたとして当局によって逮捕。この時、同被告はスーツケース2つの中に合わせて400gのコカインを隠し持っていた。
資料によると、同被告の実家は11人兄弟、本人は未婚で子供もいない。大学教育を受けているが、定職には就いていない。それにも関わらず、頻繁に海外旅行をしていた。
2018年9月頃、同被告は旅先のラオスで、ある男性と知り合いになり、2か月後、香港に滞在していたときに連絡を受けて、また別の男性を紹介された。この男性から謝礼を払い、航空券も手配するので、ブラジルで資料を受け取ってホーチミンまで運んでほしいと依頼された。
その後、2018年11月13日に香港からホーチミンに移動。その2日後にブラジルに渡った。現地のホテルでスーツケースを受け取って、ドバイ経由でホーチミンに戻り、タンソンニャット国際空港で御用となった。