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ベトナム祖国戦線幹部育成科学研究センターと地域社会開発研究サポートセンター(CECODES)、国連開発計画(UNDP)は28日、ベトナムの各省・市における「統治・行政・管理効果指数(PAPI)」の2019年版調査結果を発表した。
PAPA調査は2011年から9年連続で実施されており、19年版は全国63省・市の1万4138人を対象に調査が行われた。調査結果は、中央政府や地方自治体が政策改善の指標として活用している。19年版のPAPI指標は、昨年同様に以下の8つの指標から評価された。
◇国民の参加度合い
◇公開性・透明性
◇国民に対する説明責任
◇公共部門での汚職取り締まり
◇行政手続き
◇公共サービスの提供
◇環境ガバナンス
◇eガバナンス
調査結果によると、最も改善が認められたのは、◇公共部門での汚職取り締まり、◇公開性・透明性の2つの指標。これは上級指導者による汚職をはじめとした汚職撲滅キャンペーンに対する世論の高まりが結果に反映されたものと見られる。
それを示す一例として19年版調査では、「国家レベルおよび街区・村レベルで汚職が減少した」と答えた人の割合が前年に比べて+5%増加した。
自治体別で見てみると、最も高レベルの評価を受けたのは、44.74ポイントを獲得したベンチェ省(南部メコンデルタ地方)。以下、ドンタップ省(同)、クアンニン省(東北部地方)がトップ3に入った。