(C) Vnexpress 写真の拡大. |
労働傷病兵社会省とホーチミン市保健局は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策としてホームレスの生活救済と、感染の疑いがある者に対する新型コロナウイルスの検査を実施する。また、ガイドラインで外出が制限されている60歳以上の者に対し、スーパーマーケットや薬局で必需品を優先的に購入できるよう援助する。
これは、ホーチミン市共産党委員会のグエン・ティエン・ニャン書記が3月30日に明らかにしたもので、ホームレスを救済すべきだとする市民からのメッセージを同市人民委員会のグエン・タイン・フォン主席に伝達したという。
ニャン書記は、ホームレスの救済はこれまで感染症対策として議題に上がったことがなかったとした上で、協議の必要性を強調した。同市のガイドラインでは、今年の公務員の昇給額の25%を新型コロナウイルス感染症の影響で収入減となった市民の救済に充てるとしている。
同市保健局のグエン・タン・ビン局長もホームレスの救済に賛同しており、市内24区郡におけるホームレスの統計調査や集合宿泊施設の整備、健康状態の管理などの体制構築が必要だとしている。
ハノイ市バックマイ病院での集団感染を受けて、ホーチミン市も市内の感染拡大の重大局面にあるとして、同市党委員会も市民に向けて外食や買い出しの自粛を呼び掛けている。