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ハノイ市中央熱帯病病院(ドンアイン郡)とホーチミン市クチ郡野戦病院は30日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で入院していた患者計30人が完治して退院したと発表した。
中央熱帯病病院では27人の患者が退院。この中には、英国から3月6日に帰国した国内17人目の感染者N・H・Nさん(女性・26歳)も含まれる。Nさんの接触者からは複数人の感染者が見つかっており、またNさんが隔離逃れのため、入国時の審査で虚偽の情報を提供していたことなどが問題となって批判の的になった。
クチ郡野戦病院では3人の患者(53人目、75人目、89人目)が退院。但し、退院後も保健局の規定に従って14日間は自宅隔離が続く。COVID-19予防指導委員会は以前、入院患者のうち4人が重体と発表。このうち1人は17人目の感染者の伯母である19人目の感染者。この19人目については容態が改善しており、既に人工呼吸器も外れている。
なお、今回30人が完治したことで、これまでにベトナム国内で見つかった感染者204人のうち55人が完治・退院したことになる。