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国内初の「助産師」のゾウとして知られる「フバン(H’Ban)」が10日、地元の南中部高原地方ダクラク省ラク郡(huyen Lak)で老衰のため死去した。59歳だった。遺体は地元で伝統的な儀式により埋葬される。
フバンが「助産師」になったのは、飼育ゾウの「フバン・ナン(H’Ban Nang)」が妊娠したことがきっかけだった。フバン・ナンは南中部高原地方で初めて妊娠した飼育ゾウだ。
フバン・ナンが無事に出産できるよう、観光業に携わってきたフバンが「助産師」に選定された。しかし、残念なことに出産時に流産してしまい、小ゾウの誕生は叶わなかった。
ダクラク省で飼育されているゾウの数は減少し続け、45頭まで減っている。一方、同省の森林に生息する野生ゾウの数は80~100頭と推定される。