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英国で10月23日にベルギーより到着した冷凍コンテナ内から39人のベトナム人の遺体が見つかった事件で、27日午前5時ごろ、16人の遺体を乗せたベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)の航空機がハノイ市ノイバイ国際空港に着陸した。
16人の遺体は、犠牲者の出た各地方自治体が手配した救急車に載せられ、埋葬のため故郷へ運ばれた。遺体のベトナムへの搬送は数回に分けて行われる。今回が最初の搬送で、北中部地方ゲアン省、ハティン省、クアンビン省の犠牲者が無言の帰国を果たした。
同日朝、グエン・スアン・フック首相は再び遺族に深い哀悼の意を表明した。また公安省と関連当局に対し、引き続き英国当局と緊密に協力して緊急に捜査を進めるよう要請した。
外務省によると、搬送費用は遺体が棺に入った状態であれば2208GBP(6620万VND=約32万円)、遺体を火葬し骨箱に入った状態であれば1370GBP(4110万VND=約19万9000円)。
政府が国庫から資金を拠出して遺体の搬送費用を立て替え払いするが、最終的には遺族が負担することになっており、地方自治体が遺族に働きかけながら費用を政府に返済する。
なお、犠牲者の出身地と人数、性別、年齢は以下の通り。
北中部地方ゲアン省:21人(男性15人・女性6人、18~44歳)
北中部地方ハティン省:10人(男性9人・女性1人、15~37歳)
北中部地方クアンビン省:3人(男性3人、27~33歳)
北部紅河デルタ地方ハイフォン市:3人(男性2人・女性1人、15~41歳)
北部紅河デルタ地方ハイズオン省:1人(男性1人、17歳)
北中部地方トゥアティエン・フエ省:1人(男性1人、34歳)