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ハノイ市ホアンマイ区ダイキム街区(phuong Dai Kim)にある民家で22日午後7時半ごろ、家主の息子が貯水槽の洗浄を行っている際に窒息死する事故が発生した。
死亡したのは、N・V・V・Aさん(32歳)。Aさんは地下にある面積15m2、深さ2.5mの貯水槽の洗浄を行うために、午後7時にこの貯水槽の中に入っていった。
しかし作業開始から30分後、声をかけてもAさんからの応答がないことを不審に思った父親のN・V・Lさん(65歳)が中を確認したところ、Aさんが倒れているのを発見。隣人の助けを借りて地上に運び出したが、Aさんはその後、死亡が確認された。
この貯水槽が建設されたのは5年前。これまでに蓋を開けたことはなく、洗浄作業を行うのは今回が初めてだったという。
今回、Aさんが長く手付かずだった貯水槽の洗浄を試みたのには、同市に隣接する西北部地方ホアビン省キーソン郡フーミン村(xa phu Minh, huyen Ky Son)で発生した廃油違法投棄事件が背景にある。
この影響により、同市南西部の広域で水道水の悪臭騒動が発生。その後、ソンダー水道[VCW](Viwasupco)が断水して導管の洗浄作業を行い、水道水供給を再開したが、Aさん宅も影響を受けた地域にあったため、貯水槽の洗浄を行ったのだが、予想もしていない悲劇に巻き込まれてしまった。