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世界経済フォーラム(WEF)はこのほど、ASEAN諸国における若者の技能と将来の職業に関する調査結果を報告した。ベトナムでは若者の25.7%が起業願望がある、または既に自ら事業を行っていることが明らかになった。
調査はASEAN6か国の15~35歳、合計5万6000人を対象に実施された。起業願望があると回答した人が最も多かったのはインドネシアで35.5%。次いで、タイの31.9%、3位のベトナムは25.7%だった。ベトナムでは若者の20人に1人が起業願望があるか、既に事業主だという計算になる。
また調査では、ASEAN諸国の若者は数学が好きでないと回答する人が多かった一方で、外国語やソフトスキルの会得を優先していることも分かった。
結果を受けて、WEFアジア太平洋地域の責任者ジャスティン・ウッド氏は、これらの技能が職業の未来をどのように変えていくかは予測が困難だとしたうえで、エンジニアの「寿命」は短くなり、失業の危機に晒される労働者は確実に出てくるだろうと指摘した。
グエン・マイン・フン情報通信相はWEFの調査報告会で、技術は急速に変化を遂げていくが国民や政府はそのように早く変化していくことが難しく、それこそがベトナム最大の試練であると述べた。そして、変わりゆく技術に国民が合わせて行くためには、技術だけに留まらずソフトスキルの教育訓練が重要になってくると強調した。