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農業農村開発省が2日に開いたアフリカ豚コレラ(ASF)の予防ワクチンに関する会議で、ベトナム農業学院のグエン・ティ・ラン学院長は、同学院のASF予防ワクチン研究グループがワクチン開発の研究を進めていると発表した。
4か月前から4種類のワクチンについて研究しており、このうち不活化ワクチンで単離、ウイルス株とワクチン製造環境の選択、強毒性ウィルスの特定に成功し、実験室規模でのワクチン製造で良好な結果を得られたという。
研究グループは、同学院の動物飼育場と紅河デルタ地方フンイエン省のチン・ブー・チン氏の家畜農場でワクチンの接種実験を実施。健康な豚14頭を対象に4月18日に1回目、5月12日に2回目のワクチン接種を行い、ASFに感染した豚と一緒に飼育した。8週間後、13頭は健康を維持していたが、1頭は1回目のワクチン接種の後、ASFに感染して死んだ。
ラン氏は、ワクチン接種の効果と安全性が高いことが確認できたとした上で、研究や実験の期間が短いため、更に各種のワクチンで実験を繰り返し、ワクチンの品質を高める必要があるとコメント。農業農村開発省に対し、ASFワクチンの研究と生産に緊急予算を配分するよう要請した。