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北中部地方タインホア省警察は28日、日本にベトナム人不法就労者を派遣していたとして、会社経営者のホアン・ティ・フオン容疑者(女・37歳)らを逮捕した。フオン容疑者は、観光ビザを取得したベトナム人を日本に送り込み、そのまま不法就労させていた疑いが持たれている。
フオン容疑者は2015年に、ハノイ市カウザイ区でブライト・プロスパリティ・ベトナム有限会社(Bright Prosperity Viet Nam)を設立。留学コンサルティングや労働者派遣のライセンスを持っていないにもかかわらず、共犯者であるファム・トゥアン・アインとニュー・ティ・ニャンの夫婦(タインホア省在住)およびゴ・ホン・ソン(男・42歳、北中部地方ゲアン省在住)と共謀して、ベトナム人労働者を日本で不法就労させていたと見られる。
警察の調べによると、2017年7月から2018年10月までに容疑者らはタインホア省とゲアン省出身の13人を日本に送り出して不法就労を斡旋していた。警察は今回、フオン容疑者、アイン容疑者、ソン容疑者を逮捕して、パスポートやビザに関する書類など多くの証拠品を押収。アイン容疑者の妻ニャン容疑者については育児があるため、自宅軟禁措置を取っている。