(C) thanhnien, ニャン氏 写真の拡大. |
ベトナム共産党政治局員 兼 ホーチミン市共産党委員会書記のグエン・ティエン・ニャン氏は、同市トゥードゥック区でこのほど開かれた市民対話の中で、同市1区人民委員会元副主席のドアン・ゴック・ハイ氏を同市人民委員会傘下のサイゴン建設総公社(Saigoncons=SGCC)の副社長に任命したことについて、市民の質問に回答した。
ハイ氏は4日に同職に任命されたが、「建設や建築に関する知識を一切持たない私を建設会社の副社長に任命するのはでたらめな決定だ」として、同日に副社長の職を辞任した。また、これに伴い同市1区人民委員会副主席の職も3日付けで退いた。
ニャン氏は、「ハイ氏は経済の学士号を有し、ホーチミン市1区税関支局の職員や1区経済部長を歴任し、1区人民委員会副主席在任中は建設事業にも携わっていた」と述べ、SGCC財務担当副社長の職に相応しい人物だとし、「適切な人材配置」と評価した。
しかし、ニャン氏によると、ハイ氏は2016~2018年の間に建ぺい率や建物の高さなどで規定違反にあたる複数の建設許可証に署名していた。これに関連して1区の複数の幹部が処分を受けており、ニャン氏は「ハイ氏も責任を負わなければならない」とコメントした。