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東南部地方ドンナイ省ビエンホア市ヒエップホア村にあるレストラン「ラムビエン(Lam Vien)」でこのほど、パーティー中の警察官らがトラブルからギャングと殴り合いになり、ギャングに取り囲まれて車内に2時間も缶詰め状態になるという出来事が発生した。
この日、P・V・ヒエンさん(男性・34歳)、D・T・Aさん、N・Q・Tさん、H・B・Hさんの4人は午前10時から同レストランの個室で酒を飲むなどしてパーティーをしていた。ヒエンさんは実業家、AさんとTさんは同省警察社会秩序行政管理警察部の警察官、Hさんは2年前に定年退職した元警察官だった。
同じく午前10時ごろからN・T・ルオンさん(男性・37歳、同市在住)と友人ら計10人も別の個室でパーティーをしていた。情報筋によると、このグループにはビエンホア市の高官も含まれていた。
パーティー中に吐き気をもよおしたヒエンさんは、個室の外に飛び出して受付エリアで嘔吐し、その場に居合わせたルオンさんの服を汚してしまった。ヒエンさんはすぐに謝罪したものの、ルオンさんはこれを受け入れず、ヒエンさんらのグループとルオンさんらのグループとの間で殴り合いとなった。
ヒエンさんらはレストランの警備員の助けを借りて車に乗り込み同レストランを後にしたが、ルオンさんらから応援要請を受けて現場に到着したギャンググループの男らの車やバイクに取り囲まれ、立ち往生した。
さらにギャンググループの男らは、ヒエンさんらが乗る車のタイヤをパンクさせ、車から降りるよう要求したが、ヒエンさんらは車内で応援を待った。その間、多くの野次馬が現場に群がったため、路上は混雑した。
ドンナイ省警察は特殊警察など警察100人以上を動員して治安維持に当たり、同日夕方になってようやく現場は落ち着きを取り戻した。