インターネットセキュリティ・ハイテク犯罪防止局はこのほど、ハノイ市警察と協力して、ベトナム人の大学生ハッカー4人組を逮捕した。4人は、決済代行会社4社のシステムおよび数百のウェブサイトをハッキングした疑いが持たれている。
逮捕されたのは、タイグエン情報通信大学とタイグエン工業大学の大学生4人(男2人、女2人)。4人は脆弱性検査ツールを用いて、決済代行会社4社のウェブサイトをハッキングした。顧客データなどを盗み出して、偽造アカウントを開設し、これらのアカウントを利用して、プリペイドカードを購入した後、プリペイドカードの転売業者に連絡して現金化。その後、仲介業者を通して購入した銀行口座に送金したと見られる。
捜査当局によると、今回の事件に関連して、30枚近くのクレジットカードやキャッシュカードと預金通帳などの証拠品を押収。押収した証拠品は価値にして約32億VND(約1520万円)とされている。なお、取り調べに対し、4人は2013年からハッキング行為を繰り返しており、これまでに数百のウェブサイトを攻撃してきたと供述している。