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特別行政経済区法(経済特区法)案に反対する抗議デモが6月中旬に全国各地で行われたが、このうち南中部沿岸地方ビントゥアン省では暴動にエスカレートし、複数の行政施設や公用車が破壊された。この事件で治安びん乱罪に問われていた15人の公判が26日、同省バックビン郡で開催された。
起訴状によると、被告らは6月11日、多くの住民と一緒にファンリータイン村を通過する国道1号線の路上に集合し、特殊警察官300人が出動し拡声器で説得したにもかかわらずレンガや火炎瓶を投げ込んで警察署を襲った。
特殊警察官らが国道1号線にある消防警察署に撤退すると、住民らが施設内に侵入し、消防車などの公用車、バイクなどに放火するといった過激な行動に出た。これにより、警察官19人が負傷し、公用車12台、バイク18台などが全焼したほか、約6時間にわたり国道1号線の交通が妨げられた。
同郡人民裁判所は検察側の主張を支持し、被告の15人に禁錮2年~4年6か月の判決を言い渡した。被告らはいずれも罪状を認めた。