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ベトナム人の女性翻訳家チャン・ティ・ミンさんがこのほど、児童文学の分野で功績が認められた者に贈られる国際的な賞である、国際アンデルセン賞を受賞した。
ミンさんは児童文学の翻訳を専門とし、デンマークの童話作家ハンス・クリスチャン・アンデルセンが書いたアンデルセン童話をベトナム語に翻訳して、ベトナムの子供たちに同童話を広めたことが高く評価された。
駐ベトナム・デンマーク大使館によると、アンデルセン賞委員会は3月1日に2018年の受賞者3人を発表した。ミンさん以外の受賞者はスイス人のクラウス・ミュラー・ウィル博士、デンマーク人の作曲家セバスチャン(芸名)の2人。授賞式はアンデルセンの故郷であるデンマーク・オーデンセ市で開催される。
ミンさんは20年間にわたりアンデルセン童話のベトナム語訳に携わり、童話をベトナムの学校へ広めた。アンデルセン童話の彩り豊かな世界はベトナムの学校で文学としてのみならず、アートや音楽、舞台劇など幅広い分野へ浸透し、ベトナムの子供たちの幼少期の記憶には欠かせないものとなっている。
2013年には全88話からなるベトナム語訳版の童話集を発表した。その後、童話集は100話に増えている。また、ベトナム語訳版の童話集は2018年中に17版目が発売される予定。