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メコンデルタ地方ティエンザン省カイライ町を通過する国道1号線に設置されたカイライ通行料金徴収所を運営するティエンザン国道1号線投資BOT有限会社(National Highway No.1 Tien Giang Investment)は、運転手らからの猛反発を受けて、15日より通行料金の徴収を停止している。料金徴収の再開時期は未定だ。
同徴収所は1日に通行料金の徴収を開始したが、徴収を不服とする多くの運転手が大量の小額紙幣を丸めてペットボトルに入れて料金を支払う形で抗議し、徴収所付近で数kmにもわたる深刻な渋滞が発生するなどしていた。
同徴収所は建設・運営・譲渡(BOT)方式で展開するカイライ町バイパス道路・国道1号線カイライ町区間補修案件の一環として設置されたもの。このうち、新たに建設されるカイライ町バイパス道路は全長12km、投資総額1兆VND(約48億5000万円)で、国道1号線カイライ町区間補修部分は全長26.5km、投資総額3000億VND(約14億6000万円)。通行料金は車種によって異なり、3万5000~18万VND(約170~870円)となっている。
運転手らは、国道1号線カイライ町区間は以前からあったもので、定期的に道路補修料金を納付しているため、同区間の補修目的で料金を追加納付する義務はないとして、新たに建設されたカイライ町バイパス道路の方に徴収所を設置すべきだとしている。