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ベトナム人民軍工兵隊司令部は20日、ベトナム戦争後に残された地雷や不発弾の克服に関する会議で、全国の地雷・不発弾汚染地図を公表した。全国63省・市の1万1134の村・街区・町のうち9116(約82%)が、地雷や不発弾に汚染されていたことが分かった。
調査と地図の作成は工兵隊司令部の地雷処理技術センターが、既に調査済みの6省(◇北中部地方ゲアン省、◇同ハティン省、◇同クアンビン省、◇同クアンチ省、◇同トゥアティエン・フエ省、◇南中部沿岸地方クアンガイ省)を除く、全国で実施した。
上記の6省を含む19の省では、全ての村が地雷や不発弾に汚染されている。工兵隊司令部のグエン・バン・スオン大佐は、引き続き調査を行って、各地域の汚染の度合いを正確に把握する計画だとしている。
グエン・チー・ビン国防次官によると、これまでに地雷や不発弾によって5万人以上が死亡し、6万人以上が負傷した。被害者は一家の稼ぎ頭や子供が多い。全国63省・市の全てに汚染された土地があり、合計面積は国土の約18%に相当する610万haに上る。