(C) vnexpress, Hai Binh, ゲアン省岸に到着した遺体 写真の拡大. |
(C) vnexpress, Thanh Tung, カイ上佐 写真の拡大 |
北中部地方ゲアン省マット島付近の空域で14日午前、訓練中だった空軍戦闘機「Su-30MK2型機」が海上に墜落した事故で、行方不明になっていた操縦士チャン・クアン・カイ上佐(男性・43歳)の遺体が発見された。遺体は18日午前5時頃にゲアン省クアロー村岸に到着した。
17日18時頃、北中部地方タインホア省の海域を航行していた漁船がカイ上佐の遺体を発見し、当局に報告した。カイ上佐の遺体が発見されたのは、同省ホンメー島から東南東に約33カイリ離れた地点だった。カイ上佐は2日前に死亡したと見られている。
同戦闘機を操縦していたのは、防空空軍部隊第371師団第923連隊所属のカイ上佐とグエン・フー・クオン少佐(男性・39歳)の2人。クオン少佐は15日早朝、戦闘機が墜落したと見られる地点から北東に28カイリ離れた地点で漁船に発見・救出され、命に別状はないことが確認されている。
16日12時30分頃には、カイ上佐と「Su-30MK2型機」の機体の捜索にあたっていた海上警察の航空機「CASA-212型機」(機体番号8983)が海上に墜落する事故が発生した。この事故により、同機に搭乗していた兵士9人全員が行方不明になっている。
「CASA-212型機」が墜落したのは紅河デルタ地方ハイフォン市バックロンビー島から南西に44カイリ離れたトンキン湾の海域と見られており、18日午前までに、「CASA-212型機」のものと見られる残骸及び乗員のものと見られる靴やリュックサックなどの私物が発見・回収されたが、行方不明者の安否は確認できていない。