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ホーチミン市人民委員会は10月、同市1区中心部に書店専門街の「グエンバンビン本通り」を設置する。早期に始動すべく、同市人民委員会は同市情報通信局に関連機関との協力を求めている。
案によると、この本通りは、サイゴン中央郵便局とドゥックバー(聖母マリア)教会の近くを通るグエンバンビン通りに設置される。長さ140mの区間には、書店19か所、カフェ2か所、文化活動スペース1か所の計22ブースが設けられる。
文化スポーツ観光省によると、ベトナム人の1年間の読書数は平均0.8冊で1冊にも満たないという。「本通り」を設置することで、読書をする人を増やすことが狙いだ。
政府は2014年、毎年4月21日を「ベトナム読書の日」に制定した。これに伴い今年4月18日から21日にかけて、グエンバンビン通りで「本通り」を試験的に設置し、多くの市民から反響があったという。
なお、1980年代、ホーチミン市1区ダンティニュー通り(キーコン通り~カルメット通り区間)は書店専門街として知られていた。かつてこの長さ100mの小さな通りは、多くの読書愛好家の憩いの場となっていた。