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北中部ハティン省教育訓練局の幹部職員7人は、同省内のサイゴンビール・アルコール飲料総公社(SABECO・サベコ)の工場で生産されたサイゴンビールを飲まなかったという理由で、始末書を書くよう命じられた。
7人は今年6月、同省ハティン市内のレストランで宴会を開いた際にサイゴンビールではなく、別のブランドのビールを注文した。レストラン側から同省人民委員会の上層部に連絡があり、教育訓練局が職員らを処分をすることになった。
また、同省人民委員会事務局のレ・ミン・ダオ局長は、5日に同地で開かれたサイゴンビールを飲むイベントに、各部局の長や郡人民委員会の幹部を公文書の形で招待した。これについては、省の幹部が行政文書で企業を支援するのは競争法に違反していると指摘する声が上がっている。
しかし省上層部は、省内で生産した商品の消費を呼び掛けることは、省の収入や経済社会発展に貢献するものだと説明している。同省の上半期の歳入が2兆5110億VND(約135億円)であったのに対し、今年サベコの工場は3800億VND(約20億4000万円)を納税する見込みで、大口納税者になると見られている。