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ベトナムでは、夏休みを目前に控えて、全国の小学校で期末試験が実施されている。そんな中、南中部高原地方ラムドン省バオロック市の小学校で3年生向けに出された算数のテストが超難問と話題になっている。その難しさたるや数学の博士号保持者でさえも手を焼くほどだ。
VNエクスプレスへの読者投稿を発端にベトナム国内で話題となり、最近では英紙ガーディアンでも紹介された超難問。空欄部分に、それぞれ1~9の数字を埋めて、最後の答えが66になるようにするというもので、問題自体はいたってシンプル。しかし、実際にやってみると、「これが小学3年生の問題?」と疑いたくなるような難問。ぜひ読者の方にも一度挑戦していただきたい。※「:」は「÷」の意味
この問題について、才能開発サポートセンターの代表者は、「知識として、足し算、引き算、掛け算、割り算は既に習っているため、出題しても何ら問題はないが、この問題は数学の専門家でも解くのに一苦労するだろう。これはロジックの知識が求められるため、小学3年生には難しい」と述べた。
因みに、経済協力開発機構(OECD)が進めている15歳の生徒を対象とした学習到達度調査(PISA)によると、ベトナムは調査対象となった65か国・地域中、数学的リテラシーで17位、科学的リテラシーで8位に付けており、英国(26位・20位)や米国(36位・28位)の順位を大きく上回っている。