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北中部ハティン省タックハー郡にあるタックハイビーチでは毎年、陰暦の9月から11月にかけて、大勢の地元漁民が潮干狩りに押し寄せる。彼らのお目当ては、この時期特有の強い波によって浜辺に運ばれたサルボウ(赤貝の一種)だ。
1月20日の早朝、噂のタックハイビーチに来てみると、数百人の漁民が潮干狩りに精を出していた。季節風による大波が過ぎたあとが潮干狩りに最適なのだという。潮干狩りと言っても、彼らが使う道具は小さな熊手ではなく、長さ2mの竿の先につけた大きな網だ。
地元漁民の男性によると、今年は大漁で、時期が良ければ3分で1kgも採ることができるという。一家総出で潮干狩りに来ている人達もおり、子供達もこの時期は学校に行かず、家業を手伝っている。
地元漁民の女性は、「この地域の住民は、畑を持っている者も少なく、波が穏やかな時はいつも不漁で苦しんでいます。だから、サルボウが採れるこの時期は、どこの家も潮干狩りに来ています。それに、サルボウは自分で料理して食べても美味しいですから」と語った。
なお、タックハー郡人民委員会のグエン・チュン・チエン主席によると、サルボウはこの地域の漁民にとって大切な収入源で、多くの漁民がこの時期に採れたサルボウをレストランなどに販売することで、約1000万VND(約5万5600円)の収入を得ているという。