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スイスの時計メーカー「キャンディーノ(CANDINO)」が製造した特別な「ホアンサ・チュオンサ時計」が17日、ホーチミン市でお披露目された。
文字盤の12時の位置にベトナム国旗が描かれ、中央付近にはホアンサ諸島(英名:パラセル諸島、中国名:西沙諸島)とチュオンサ諸島(英名:スプラトリー諸島、中国名:南沙諸島)がベトナムの領土であることを主張する「Hoang Sa & Truong Sa belong to Vietnam」という一文がある。裏蓋には、両諸島を含むベトナムの地図が刻印されている。
この時計の製造は、世界の高級時計を販売するハイミン輸出入社のブイ・タン・ミン社長が2012年に発案し、キャンディーノと交渉して実現した。時計は全部で1888個製造され、うち1500個が男性用、残りが女性用。
1888という数字は、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶(世界記憶遺産)」に登録された「グエン朝の木版」が作成された年にちなむ。これらの木版による版本は、ホアンサ・チュオンサ両諸島の主権がベトナムに属することを示す重要な証拠だという。