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北部ホアビン省のラックホンビエン霊園には、、数千万ドン(数万円)から数億ドン(数十万円)の墓に混じって、墓石だけで10億ドン(約460万円)以上する墓がある。この霊園の中で最も景色の美しい場所にある墓は、永代使用料や建立費などを合わせると総額50億ドン(約2300万円)にもなるという。ZINGニュースが報じた。
この墓は南部のとある資産家が所有するもので、墓石には北中部ゲアン省の岩山で採取した真っ白な一枚岩を使用。重さ約10トンのこの石を採取、加工、設置するのに10億ドン(約460万円)以上の費用がかかる。また、墓の下にある納骨棺の外壁にも同じ石が使われており、この部分だけで5億ドン(約220万円)は下らない。墓の敷地面積は200平方メートル、周囲を柵で囲まれ、入口から墓石まで続く通路にも白い石版や玉砂利が敷きつめられ、墓の周りには植物や蓮池が配置されている。
この霊園の管理委員会によると、200平方メートル以上の広さのある区画の永代使用料は30億ドン(約1400万円)からとなっており、1平方メートル当たり1500万ドン(約6万9000円)。さらに、この霊園では永代管理サービスを行っており、常に新鮮な花を供え、毎日墓の掃除をし、線香をあげてくれるほか、命日や旧正月など特別な日には花や菓子などを供えてくれるサービスを永久に受けることができる。さらに、熱に反応して作動するスピーカーを設置し、誰かが線香をあげに来ると故人が好きだった音楽が流れるようにすることもできるという。