ホンダベトナム(HVN)の大西孝治社長は22日、今月1日に紅河デルタ地方バクニン省で起きた同社のバイク「スーパードリーム」の爆発炎上事故と同様の状況を再現しようと様々な条件で実験を試みたが爆発は起こらなかった、とする声明文を発表した。この事故では運転していた妊婦と4歳の娘が死亡している。22日付VNエクスプレスが報じた。
声明文は、同社が生産した製品ではこれまで起きたことのない事故だとし、警察から要請があればこの実験結果を提出する用意があると述べている。この他の一連のバイク発火事故についてホンダは、同社製品には事故を引き起こすような技術上の問題はまだ見つかっていないとした。
同社は顧客に対し、バイクの取扱説明書や同社ウェブサイトの情報に従って点検を行って欲しいと呼び掛けている。大西社長は「顧客の皆さんの心配はよく理解している。いかなる場合でも、警察の捜査に協力を惜しまない」と強調している。