東南部のビントゥアン省ファンティエット市ムイネーや同バリア・ブンタウ省ブンタウ市など人気の高い観光地では、外国人がバイクを乗り回して交通違反を犯したり交通事故を引き起こしたりして問題になっているが、多くの場合「無罪放免」とされている。28日付タインニエン紙電子版が報じた。
外国人の交通違反は、バイクの登録書類(またはレンタル書類)不携帯、無免許運転、酒酔い運転、ヘルメット非着用などが多い。彼らは交通警察に停止命令を出され罰金の支払いを求められると、ベトナム語はもちろん英語すら理解できない振りをして、自国の言語で何事かをまくしたてる。警察官はあきらめて放免してしまうというパターンが多いという。
ブンタウ市には仕事で長期滞在している外国人が多く、ベトナム語を話せる人も少なくない。中には最初は言葉が分からない振りをし、どうにも罰金を逃れられそうもなくなると、ベトナム語で悪態をつく人もいる。
外国人の交通違反には、簡単な手続きでバイクを貸してしまうレンタル店側にも問題がある。ホテルやリゾートの紹介状またはパスポートを提示するだけでよく、運転免許証の提示を求められることはないという。