1日午前9時半ごろ、ハノイ市タインオアイ郡タインカオ村のタインカオ小学校3年C組の教室で、備え付けの大型ボトル入り飲料水を飲んだ生徒約20人のうち10人が腹痛を訴えて、病院に運ばれる事態となった。3日付ラオドン紙電子版が報じた。
腹痛を起こした生徒の1人グエン・フオン・アインちゃんは「いつものように大型ボトルの水を飲んだ。でもあの時飲んだ水は、ツンとする臭いがして何かの薬が入っているような変な味がした。それからすぐにお腹が痛くなった」と話した。
タインオアイ郡総合病院伝染病科のグエン・ティ・ダオ医師によると、症状が最も重いグエン・トゥイ・ズオンちゃんには腹痛、吐き気、下痢などの症状があり、食中毒と診断したという。ズオンちゃんは手当てを受けて回復に向かっている。
タインカオ小学校のグエン・ティ・トゥー校長は、「ズオンちゃん以外の生徒は1日午後までに回復した。問題のボトル入り飲料水(商品名:Spring)は地元の民間業者キーグエンから購入したもの。医療当局にこの水の検査を要請したところで、検査結果が出るまでは結論的なことは言えない」と述べた。一方キーグエン社の代表者グエン・バン・ホアット氏は電話取材に対し、コメントできないと回答した。