17日正午ごろ、北部フンイエン省アンティー郡スアンチュック村クートゥー地区で小ナスの漬物(現地語で「カーファオムオイ」)を食べた住民61人が高熱、腹痛、下痢、吐き気、頭痛、目まいなどの症状で地元の診療所に救急搬送された。同診療所では応急処置を行い、重症の20人をアンティー郡診療所に転院させた。同日夕方までに全員危険な状態を脱し落ち着いたという。
クートゥー地区の住民によると、食中毒にかかったのは同地区在住のホアン・ディン・カンさんの家族が作った漬物を買って食べた人たちだという。カンさんは、数日前にアンティー郡ダオズオン村で仕入れた小ナス10キログラムで漬物を作り、近所の人たちに売ったと話している。
フンイエン省予防保健センターの医師によると、小ナスに農薬または防腐剤が残留していたため食中毒症状を起こした可能性が高いという。現在当局がサンプルを採取して検査中だ。