ハノイ市でこのほど開催された「人口の高齢化に対する国家戦略と高齢者サービスの必要性」をテーマとするフォーラムで、ベトナムの今後の高齢化状況の予測数字が明らかにされた。それによると、2007年の高齢者人口の割合は全人口の9.45%だったが、2010年以降急速に増加し2029年には16.8%に達すると予測されている。
ファム・ザー・キエム副首相は「人口の高齢化は先進国だけでなく発展途上国も含めた世界的な問題だ。各国政府は経済・社会条件に適合する政策を実施して、高齢者の生活の質を向上させる必要がある」と述べた。また、人口・社会問題研究所のグエン・ディン・クー博士は「高齢者介護施設への投資を奨励するような政策が必要」と指摘した。