ハノイ市で16日、「HIV/エイズ予防国家行動月間」と「HIV/エイズ予防国民参加運動」の開始式が開催された。
麻薬・売春・HIV/エイズ対策国家委員会委員長のチュオン・ビン・チョン副首相は、HIVの感染拡大は人々の健康に対する脅威となるだけではなく、社会の発展にも大きな影響を及ぼしているとして、関連省庁や国民に対し、次の3点に集中して取り組むよう求めた。▽HIV/エイズ予防活動を経済・社会発展活動の一部として組み込み、緊急で長期的に取り組むべき問題と認識すること▽HIV感染者とその家族が積極的に社会に参加し、健全な生活を送れるようにすること▽HIV/エイズ予防に関する支出額と国際協力を増強すること。
ベトナムのHIV感染者はこれまでに13万2000人以上に上り、このうち4万717人がエイズを発症して死亡している。また全国の村・町レベル行政単位の65.89%でHIV感染者が確認されている。