農業農村開発省はホーチミン市で24日、沿岸堤防(南中部クアンガイ省~メコンデルタ地方キエンザン省)の整備と気候変動対策に関するセミナーを開催した。
この席でボー・バン・キエット前首相は、昨年中部を襲った洪水や今年初めの北部の冷害などベトナムはすでに気候変動の影響を受け始めていると強調、気候変動による被害を最小限に抑えるため、科学研究機関と専門機関が協力して対策を見出すことが重要と発表した。
カオ・ドク・ファット農業農村開発相は、「気候変動による海水面の上昇で、国内最大規模の稲作地であるメコンデルタ地方の水系が影響を受けている。これは国家的重要課題だ。堤防や護岸の工事、海岸での植林、水利システムの整備など一連の対策を同時に講じる必要がある」と述べた。