国連開発計画(UNPD)は11日、「気候変動に適応するための農業部門行動プログラム」と題したセミナーを開催した。
UNDPによると、ベトナムは気候変動の影響を最も大きく受ける5カ国のうちの1つだという。中でも農業分野への影響が著しく、気温の上昇や海面水位の上昇により、農業生産量が2080年には2000年と比べて約10%減少すると予測されている。
また、ベトナムの海面水位は2070年には現在より約70センチメートル上昇するとも予測されている。仮に海面水位が1メートル上昇すると、農業用地の約7%が浸水し、食糧の生産量は約12%(約500万トン)減少するという。