中部地方クアンナム省のある村に住む青年数人が、時価数千万円相当とも言われる大量の伽羅(きゃら=香木の最上級品)を採取し、地元で大変な話題になっている。伽羅はこのところ採取量が著しく減少しており、地元の業者によると、海外の市場では1キロ当たり8億ドン(約570万円)が相場だという。
しかし、青年らがどれくらいの量を採取し、いくらで売れたのかについてははっきりしていない。8キロ採取して1キロ当たり3億ドン(約200万円)で売ったとか、数十キロ採取して24億ドン(約1700万円)稼いだなどと様々な噂が飛び交っている。
いずれにせよ、非常に貴重な天然資源であるため、一生探し続けても香木で大金を得ることができるのはほんの一握りと言われるなかで、貧しい家庭の出身であるこの青年たちにとってこれが「天の恵み」であることは間違いない。