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ホーチミン市でこのほど、交通事故に遭い救急車で搬送されたはずの男性患者が行方不明になるという事件が発生した。これを受けて、ホーチミン市9区警察は12日、事件の真相を明らかにした。
警察によると、これに先立つ7日19時ごろ、9区サイゴンハイテクパーク(SHTP)付近のハノイ大通りで、バイクに乗った男性が不注意により転倒して自損事故を起こし負傷した。
近隣住民はたまたま現場を通りかかった救急車を呼び止め、男性を病院へ救急搬送するよう求めた。同市に隣接する東南部地方ドンナイ省に向かって別の患者を搬送する途中だったこの救急車は、負傷した男性も乗せてドンナイ省総合病院に救急搬送した。
しかし、地元警察は男性がホーチミン市内の病院に搬送されたものと思い込み、市内の病院に問い合わせたが見つからなかったため、「救急車が患者を乗せたまま行方をくらました」という怖い噂話に発展。対象地域を拡大して捜した結果、男性はドンナイ省で無事に発見された。
なお、この男性は治療を受けた後、命に別状がないことが確認されている。