(C) vnexpress, 観光バスから落下したワニ 写真の拡大 |
12月25日午後5時半ごろ、クリスマスで繁華街に繰り出す若者や帰宅ラッシュの会社員などで込み合うホーチミン市1区グエンティミンカイ通りとコンクイン通りの交差点に突如、体長約2メートル、体重約50キロのワニが出現し、辺りは一時パニックとなった。
このワニは、ホーコックビーチ・ビンチャウ温泉社が所有する観光バスのトランクに載せられていたもので、交差点に差し掛かったとき、トランクが開いて道路に落下した。ワニは両足を縛られ、頭に麻袋が被さった状態だったため、通行人を襲うようなことはなかったが、道路でのた打ち回るワニのせいで交通が大混乱に陥った。
現場近くにいた交通警察らが恐る恐るワニを歩道まで運び、その後、連絡を受けて駆けつけた警察の車で署に輸送した。ワニを運んでいた観光バスの運転手は、警察の事情聴取に対して、「会社が飼っているワニが病気になったため、トゥードゥック区のワニ養殖場まで運ぶ途中だった」と述べた。しかし、所有証明書をその場で提示できなかったため、動物違法輸送の罪で処分を受けた。