メコンデルタ地方カントー市ニンキエウ区アンビン地区で22日午前、住民のグエン・ホン・レーさんとレーさんの子どもクアンちゃん(1歳)が家のすぐそばを流れる運河から現れた体重100キログラムほどのワニに襲われる事件が起きた。
レーさんは用を足させようとクアンちゃんを運河に連れ出していたが、運河の底にワニが潜んでいたことにはまったく気が付かなかったという。クアンちゃんを抱えてしゃがんだとたんワニが向かってきたが、すばやく逃げたため難を逃れた。レーさんの叫び声を聞いて駆け付けた近所の若者4人が30分格闘した末にこのワニを捕獲。その後、ワニは近所に住む飼い主の男性のもとに返された。
同市では、過去にワニの脱走事件が1件報告されている。しかし、ワニが人間に危害を加えようとしたのは今回が初めてだという。