家の中で子どもが毒ヘビにかまれるという事故が2件続けて発生し、いずれも ホーチミン市第一小児病院に救急搬送され治療を受けている。毒ヘビにかまれたのは、中部高原地方ダクノン省のTちゃん(8歳)と東南部ビントゥアン省のQちゃん(4歳)。
Tちゃんは家で宿題をしている最中に机の下に潜んでいたヘビに右足をかまれ、Qちゃんはベッドで寝ているときに足のすねをかまれたという。医師はかまれた跡と家族が持ち込んだヘビにより、2匹のヘビがいずれもコブラの一種だと断定、Tちゃんにはすぐに抗毒血清注射を打って治療を行った。Qちゃんは足の一部に壊死が広がっていたが、血しょう交換療法などの治療により足の指にまで血液が流れるようになった。
同病院の医師によると、田舎では雨季にヘビが家に入り込んで、人(特に子ども)を攻撃することがあるという。これを避けるため、家の周辺には灯りをつけて家の中でヘビが身を隠せるような場所がないか気をつけるよう呼びかけている。