5月中旬にハノイ市タインスアン区内で頭部が切断された女性の胴体部分と脚が相次いで発見された事件について、同市タインスアン区警察は2日、被害者レ・ティ・フエさん(38歳)の夫でバイクタクシー運転手のグエン・バン・トゥエン(48歳)を殺人と死体遺棄の容疑で逮捕したと明らかにした。
トゥエン容疑者の供述によると、5月9日朝、かけ事や生活費のことでなじられたことにかっとなりフエさんを突き飛ばしたところ、頭を強く打って気を失ったという。その後、フエさんが息をしていないのを確認したトゥエン容疑者は死体を毛布で包んで隠すと、何食わぬ顔で子どもに食事を食べさせて学校に連れて行った。同日午後2時ごろ刃物でフエさんの体をバラバラにし、頭部と胴体と脚をそれぞれ別の場所に捨てに行っていた。
近所の人によると、トゥエン容疑者は身元照会で回覧されてきた遺体の衣服の写真を見ても平然としており、妻は遠くに出稼ぎに行っていると話していたという。