メコンデルタ地方カントー市オーモン区の川で8月27日、腹部に50キロの砂袋を重りに付けられた女性の他殺体が発見された。
その後の調べにより、この女性は近くに住むグエン・ティ・ゼーさん(23歳)と判明した。ゼーさんは、同月16日に韓国人男性との結納を済ませており、一足先に帰国した男性のもとへ出発する準備をしているところだったが、24日夜に姉の家を訪れて以降行方不明になっていた。
ゼーさんには16歳で未婚の母になったという過去があったが、その美ぼうと若さに夢中になる男性は絶えず、最近もKさんという妻子持ちの男性とCさん(52歳)という会社経営者の2人が頻繁にゼーさんと会っていたことから警察の捜査対象となっていた。
しかし、29日になって遺体に付けられていた砂袋や周囲の証言から捜査線上に浮上したゼーさんと同じ村に住む若者2人が、ゼーさんを暴行後に殺害したと認める供述を始めた。犯行の動機はゼーさんの韓国行きに対するねたみと見られている。