このほどホーチミン市トゥドゥック区の農産物卸売市場で、同区警察と市場管理委員会が連携し、大量の催淫剤と"大人のおもちゃ"を運搬していた犯人らを摘発した。
「中国産野菜」を積んだ15トントラックが同市場に到着すると、張り込んでいた関連当局の調査隊が、同トラックの荷台から段ボール25箱分の性的興奮を促す薬や道具を発見した。トラックの運転手は逮捕されたが、取引業者は逃亡した。
押収された商品は約1トンにもおよび、バイアグラが数万錠、他にも粉末や液状の様々な種類の催淫剤が入っていた。この中には、女性向けの催淫剤もあり、性的欲求を高める一方、理性をコントロールできなくなったり、幻覚を引き起こす恐ろしい薬物も含まれていた。さらに電動式の"大人のおもちゃ"が数十種類あり、これらはすべて中国製であった。
逮捕されたトラックの運転手の供述によると、これらの商品は北部ランソン省からホーチミン市に運搬してきたが、ランソン省の業者は張り薬であると偽って運ばせたという。警察と関連当局は、事件に関与した組織を究明するなど捜査を続行している。