20日、我が子を売春目的でマレーシアに売り飛ばした母親に、ホーチミン人民裁判所が判決を言い渡した。
被告は2000年に、マレーシア人の内縁の夫を持つ共犯の女性とカントー市へ出向き、「クアラルンプールのレストランで従業員を募集している。月給は800-1000米ドル(約 9万5000円−11万9000円)だ。」と触れ回り、若い女性ら16人を誘惑、共犯の内縁の夫の友人に売ったという。16人の被害者の中には被告の娘も含まれていた。
裁判官に対し被告は、「自分の仲介した女性たちがマレーシアで売春させられたとは思ってもみなかった。もし知っていれば実の娘を行かせる訳がない」と容疑を否認。しかし、検察側は、「実の娘をマレーシアに行かせることで、他の女性らを安心させるのが目的だった」と主張、裁判所は女に懲役6年を言い渡した。